東京でリフォームの仕事をしていると、ちょこちょこ事故物件の工事の依頼がきます。
正直、すごく嫌ですが、仕事なので仕方なく受けてきました。
そして毎回、工事が終わる度にホッとしております。
これまで何軒か事故物件を工事してきて、共通することがあることがわかってきました。
今回は、事故物件の3つの共通点についてご紹介します。
ちなみに、事故物件を検索するときは、有名な大島てるさんのサイトを見れば一目瞭然です。
まえがき
事故物件を購入もしくはリフォームされたいときは、できるだけ神社に依頼してお祓い
をしてもらうようにしましょう。
お祓いは、神社がエリア毎に管轄を分けており、電話で聞けば教えてくれます。
通常5万円程度でお祓いしてくれます。
お供え物(野菜や乾き物等)は自前で準備することが多く、タクシーもこちらで手配するパターンがたまにあります。
全部準備するとけっこう重たいので、強度のあるカバンを準備されたほうが良いです。
ちなみに、私は神主さんとお祓いに行く途中、乗っているタクシーが事故に遭いそうになったことがあります。
一瞬、「来るな」と誰かに言われている気がしました。(ホラー)
事故物件の共通点
事故物件を何軒か見てきて思うことは、「薄暗い、ジメジメしている、カビくさい」ということです。
刑事ドラマに出てくるような状態の物件が多く、靴を脱いで歩けるような状態ではないことが多いです。
さすがに事故物件の写真は載せられないのですが、それに近い状態の物件の写真です。
この壁、影で黒いんじゃないんだぜ、カビで黒いんだぜ♪
もしかしたら、この「薄暗い、ジメジメしている、カビくさい」ということが事故物件に繋がる要因の一部になっているのではないかと考えてはじめました。
薄暗い、ジメジメしている、カビくさい物件の共通点
それは、いくつか原因が考えられます。
日光が当たらない
北向きの物件自体が少ないですが、南向きでも、条件によって日光があまり当たらない物件があります。
日光が当たらないと常に日陰なので湿気を感じます。
そういったお部屋は、外観だけでなく、部屋に入った瞬間にカビのにおいがするので、
一瞬でわかります。
角部屋
個人的な経験ですが、事故物件は角部屋が多いです。
外の風をモロに受けるので、外気と内気の温度差で結露が発生します。
それがカビへとつながります。
断熱材をしっかり入れていれば問題ありませんが、築20〜30年の物件でも断熱材が入っていないことが多いです。
断熱材は入れると、部屋が片面5~7cm程度狭くなってしまいますが、広さよりも
快適さを重視されたほうが良いと思います。
家具を動かしていない、掃除していない
カビの跡から、家具をずっと動かしていないことがわかります。また、全然掃除していないです。
掃除していないからカビが生えるのか、カビが生えるような部屋だから掃除していないのか?
ほとんどの方が掃除していないからカビが生えているのだと思います。
事故物件を工事して驚いたこと
これまで事故物件を工事しているときは、「どうせすぐには売れないだろうな」という気持ちで仕事していました。
しかし、意外とすぐ売れます。
自分でもびっくりして営業マンに確認したところ、
「元々、割安で販売しているから、気にならない人はすぐに買うよ。相場の100万程度の値引きで買ってくれる人もいる」
ということでした。
世の中には色々な価値観があると知りました。
結論
医学的な解釈がある訳ではなく、完全に個人の主観でまとめます。
薄暗い、ジメジメしている、カビくさい物件に住む
↓
体調が悪くなる
↓
つらいことがある
↓
精神を病む
このように、湿気の多い物件に住むことで体調が悪くなり、それが精神に異常をきたすパターンもあるような気がします。
皆さんも住む場所はケチらずに、安心して暮らせる場所に住みましょう。
ちなみに、リフォームではしっかり断熱材を入れて全面リフォームするので、パッと見の室内は新築に再生してます。